検索エンジンを理解しよう

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検索エンジンを理解しよう

・利用の仕方はどの検索エンジンもほとんど一緒
・検索結果の表示方法は違うので、対象の検索エンジンを理解する必要がある
・GoogleとYahoo!の違いを正しく理解しよう

 ■検索エンジンの利用法はほとんど同じ

 SEOをおこなうにあたり、
まず検索エンジンのしくみについて理解しなければなりません。
普段皆さんが何気なく利用りている検索エンジンは、利用する側から見れば
、基本的にどれも使方は同じです。
検索ボックスにキーワードを入力して検索ボタンをクリックする、
この一連の作業をおこなうことで、画面上に検索結果の一覧が表示されます。

■「表示させたい」なら検索エンジンをよく知ること

 しかし、この検索結果に、任意のキーワード検索時に自分のウェブサイトを確実の掲載しようと思うなら話は別です。

 実は検索エンジンは、それぞれ検索結果の画面も異なれば、
ウェブサイトが並ぶ順番も異なります。
また、
検索キーワードによっては動画や画像コンテンツが検索結果に混ざることもあります。
 そこで、まず検索エンジンがどのように検索結果を表示し、またウェブページを登録し、どのようなルールにしたがって表示をおこなっているかを理解しなければSEOの対処のしようがないのです。

 SEOの対象とする検索エンジンを深く理解することで、はじめて検索エンジン対策をするための土俵に立つことができるのです。

検索エンジンの種類は2つ
・ウェブページの収集方法によって、ディレクトリー型とロボット型に分類される
・検索対象の種類にかかわらず、今日の主流はロボット型

■ディレクトリー型とロボット型
 Yahoo!やGoogleといった検索エンジンは、一般ユーザーから見ればどれも同じ
「インターネット上にあるウェブページをキーワードで探し出せる」サービスです。
実際どの検索エンジンを訪れても、検索ボックスに自分が探している情報に関連するキーワードを入力して、検索ボタンをクリックすると、検索結果としてたくさんのウェブページがリストアップされます。

 しかし、SEOに際しては検索エンジンは次の2種類に分類されることを理解しておかなければなりません。その2種類とは、
「ディレクトリー型検索エンジン(Directory)」と、
「ロボット型検索エンジン(Search Engine)」です。

■人間が収集するか、ロボットが収集するか
 この2つの収集方法の違いについて考えてみましょう。
ディレクトリー型に分類される検索エンジンはそこに掲載する情報はすべて人力、つまり人間によって収集され、各々のウェブサイトの取り扱っているトピックによってカテゴリー別に分類した上で掲載します。
対して、ロボット型検索エンジンはクローラー(crawler)と呼ばれるページ収集ソフトウェアを利用して、インターネット上に存在する無数のウェブページを自動的に収集、索引(インデックス)を作成して検索サービスを提供します。

 つまり、ディレクトリー型は人間の手によって情報を収集、整理して構築された検索エンジン、ロボット型はソフトウェアで機械的にウェブページを収集することで構築された検索エンジンだということです。

■今日の検索エンジンの主流はロボット型
 2008年現在、検索エンジン業界の主流はロボット型の検索エンジンです。
かつてのディレクトリー型を主体にしていたYahoo!も2005年10月に、ディレクトリー型は存続させつつも主力をロボット型に切り替えまし。ニュース検索や動画検索や画像検索、ブログ検索といった特定分野に特化した検索サービスもほとんどがロボット型のしくみを採用しています。

 1990年代後半はディレクトリー型が主流、90年終わりからGoogle登場以後はロボット型主流という分け方もできます。こうした背景には、インターネットの普及とウェブの爆発的増加により、人力で世の中の情報を整理することが非現実的になってきたこと、検索技術、とりわけ検索アルゴリズムの発達・進化により十分な品質の検索サービスが提供できるようになったことがあげられます。

3大検索エンジンから、2大検索エンジンへ
 2003年時点で検索エンジンといえばYahoo!、Google、Microsoft(MSN)の「3大検索エンジン」でした。しかし今日は「2大検索エンジン」という言い方が一般的です。

 欠けたものはMicrosoftです。同社は検索市場で大きくリードを許したGoogleに追いつくために、自社で検索技術を開発、2006年3月に「Windows Live Search 」ベータ版を公開しました。「GoogleやYahoo!と同等・凌駕する検索密度をもつ」とうたっていましたが現実にはユーザーは離れ、検索シェアは減少し続け、2005年1月時点で15%あった米国での検索シェアが2008年3月には9.4%まで低下しています(comScore調べ)。日本国内もわずか5%に過ぎません(Nielsen Online、2007年8月)。

 このような事情から、サーチマーケティングの世界でMSNやLive Searchはあまり重視されていないのが現状で、本書でも特に取り扱っていません。

ディレクトリー型
検索エンジンのしくみ
・人間の目でカテゴリーにわけて掲載している
・編集者により無駄な情報が排除されるため、検索公立がいい
・ネット上の有益なサイトを広くカバーできない弱点も

ディレクトリー型検索エンジンとは、ウェブサイトを、カテゴリーに分類し、階層(ディレクトリー)化した検索エンジンのことを指します。掲載されているサイトは人間の目によって厳選されています。
ディレクトリー型の特徴は次の点にあります。
■カテゴリーによる分類掲載。
ディレクトリー型はカテゴリーによって分類が行われています、たとえば、Yahoo!の
ディレクトリー型検索サービス「Yahoo!カテゴリ」には、「エンターテイメント」や「趣味とスポーツ」、「芸術と人文」といったカテゴリーがあります。

また、このカテゴリーは階層化されており、上位階層は広いジャンルでわけられていますが、深い断層にいくほどジャンルが専門的になっていきます。たとえば本書の出版社である「翔泳社」を、Yahoo!カテゴリで探してみると、次のカテゴリーに収録されています
「翔泳社」はYahoo!のカテゴリー分類上は上記の場所に掲載されています。もうひとつ、別の例を見てみましょう。
「緑茶」を販売するECサイトは、Yahoo!カテゴリではどこに分類されているか検索してみると、次のようなカテゴリーに分類されていることがわかります。
緑茶を販売しているサイトは第6階層のカテゴリーに分類されます。もし緑茶以外にもウーロン茶やジャスミン茶など様々なお茶を取り扱っているお店であれば、1つ上の階層・第5階層のカテゴリーで掲載されます。
このカテゴリー分類は、ユーザーが簡単に情報を探し出せるように工夫して構築されています。深い階層にいくほど、カテゴリーがより厳選されていきますので、ユーザーはディレクトリーの上位階層から興味・関心に従ってクリックしていくことで目的とする情報にたどり着くことができるようになっています。

カテゴリー上にウェブサイトが掲載される時には、そのウェブサイトの見出し(タイトル)と簡単な紹介分(40文字程度)が一緒に掲載されます。そして見出しはハイパーリンクになっており、当該ウェブサイトのトップページにリンクがされています。

 この見出しと紹介分は、後述する「エディター」と呼ばれるディレクトリーの編集者によって作成されています。見出しはウェブサイトの正式な名前になります。企業サイトであれば正式な社名、またはサービス名称が掲載されます。また、紹介分は客観的な証明文となり、「激安品」「世界一安いオンラインショップ」といったセールス言葉は一切掲載されません。エディターがすべて決めますので、サイト運営者が自由にこの見出しと紹介分を作成することはできません。

ディレクトリー型検索エンジンの欠点
・掲載サイト数に限界がある
・キーワード検索が不便
・ほしい情報が掲載されたページに直接移動できない

 さて、
「カテゴリー別に分類して掲載されること」
「エディターによって有益な情報だけが掲載されていること」
がディレクトリー型検索エンジンの利点でしたが、同時に次のような欠点があります。

 ①掲載サイト数が不足している。

 今日の主流はディレクトリー型ではなくロボット型のしくみを持った検索エンジンであると説明しましたが、その大きな理由の1つが掲載サイト数の絶対的不足です。
インターネット上には無数のウェブサイトが存在する上、その数は年々増している傾向にあります。
近年であればブログやソーシャルメディアを通じて大量にページが生成されていきますので、数百億という規模のページが存在しているはずです。
ところでGoogleやYahoo!がカバーしているインデックス(ウェブページのデータベース)は200億前後といわれていますから、
機械的に収集するロボット型でさえ、半分もカバーしていないことになります。

 この膨大な量のウェブサイトから優良なものを選択し、
人間の手だけで集め構築することは不可能です。
人間に頼ったウェブサイトの収集には限界があるのです。

検索が不便
Nielsen//Netratingsの2006年7月のデータのよると、月間検索回数はYahoo!が約23億、Googleが約18億、MSN/Live Searchが約3億となっています。
また、Yahoo!は「一日一回しか入力されないユニークキーワードは63%にのぼる」
というデータを出しています。つまり生活インフラの1つとなった検索サービスでユーザーが入力するキーワードは非常にバリエーションが多いことが伺えます。

 しかしディレクトリー型検索エンジンが探し出せる対象は、
後述するロボット型と比較すると非常に貧弱です。
キーワードを入力して検索を実行すると、
ディレクトリーに掲載されたウェブサイトの見出しまたは紹介分、
あるいはカテゴリー名からキーワードに合致したものを検索結果として表示します。

しかし検索対象となる見出しや紹介分は先述したとおり簡潔な、短いものであり、
かつ客観的ですからユーザーが情報を検索する際に利用するキーワードはあまり含まれていないのです。つまり、
ディレクトリー型検索エンジンはディレクトリーをたどって閲覧する時にわかりやすい見出しや説明文を考えているのであり、
キーワード検索時に便利な言葉を考えているわけではないので、
必然的にキーワード検索では満足のいく検索結果を得にくいのです。
 
 有益な情報を集めたディレクトリー型検索エンジンであっても
規模が大きくなると検索しづらくなる欠点が浮き彫りになったといえます。

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